久世福商店(くぜふくしょうてん)という名前を、お店やメディアで見聞きしたことはありませんか?
また、一緒に『サンクゼール』という名前を目にすることも多いかもしれません。
「久世福商店って、そもそも何のお店なんだろう?」
「サンクゼールとは、どう違うんだろう?」
「長野県とは、どんな関係があるの?」
この記事では、そんな「久世福商店」についての様々な疑問にお答えします。
ブランドの基本的な情報から、多くの人が気になる「サンクゼール」との関係、
そして話題の商品のことまで、その全体像が分かるように解説していきます。
久世福商店とは?ブランドの基本情報と概要
まずはじめに、「久世福商店」が一体どのようなブランドなのか、その基本的な情報と概要から見ていきましょう。
どんなお店で、誰が運営し、その名前にどんな想いが込められているのかを知ることで、より深くその魅力を理解できます。
久世福商店はどんなお店?
久世福商店(くぜふくしょうてん)は、「ザ・ジャパニーズ・グルメストア」をコンセプトに、日本全国から厳選された”うまいもの”だけを集めた食のセレクトショップです。
全国を旅するバイヤーが、その土地ならではの食材や食文化に触れ、丁寧に作られた逸品を発掘。
スーパーマーケットなどではなかなか出会えない、隠れた名品やこだわりの商品が店内にはずらりと並びます。
単に商品を販売するだけでなく、食材の背景にある物語や生産者の想いも一緒に届けることを大切にしているのが特徴です。
運営会社「株式会社サンクゼール」について
久世福商店を運営しているのは、長野県上水内郡飯綱町に本社を置く「株式会社サンクゼール」です。
同社は、ジャムやワイン、パスタソースなどを製造・販売する自社ブランド「サンクゼール」も展開しており、久世福商店とは姉妹ブランドの関係にあたります。
もともとペンション経営から始まった同社が、手作りのジャムを販売したことをきっかけに食品事業を拡大。
現在では、全国のショッピングモールや百貨店を中心に、両ブランドの店舗を展開しています。
久世福商店のブランド名の由来
「久世福商店」という少し懐かしい響きの名前は、株式会社サンクゼールの創業者・久世良三氏の父親である「久世福松(くぜ ふくまつ)」氏の名前に由来します。
福松氏が生きた明治・大正・昭和の時代にあった、豊かで丁寧な日本の食文化を現代に再現し、次の世代に伝えたいという想いが込められています。
ブランドロゴの家紋も、久世家のルーツを大切にする気持ちの表れです。
久世福商店のコンセプトとこだわり
次に、多くのファンを惹きつけてやまない久世福商店の「こだわり」の秘密に迫ります。その商品作りには、ブランドならではの哲学が貫かれています。
「日本全国のうまいもの」を集めるという使命
久世福商店が掲げるのは、単なる商品販売ではありません。
コンセプトである「ザ・ジャパニーズ・グルメストア」には、日本全国に埋もれている、本当に美味しいものを発掘し、その価値を顧客に届けるという「使命」が込められています。
バイヤーは生産者の元へ直接足を運び、開発の経緯や苦労、商品への情熱をヒアリングします。
そうして見つけ出した逸品を、久世福商店というプラットフォームを通じて全国に紹介することで、日本の豊かな食文化を守り、発展させることを目指しています。
国産素材・無添加へのこだわり
久世福商店の商品開発の根底には、顧客に安心して美味しいものを届けたいという想いがあります。
そのため、使用する素材は可能な限り国産のものを選定。
また、化学調味料や合成保存料、合成着色料などに頼らず、素材本来の味を活かす商品づくりを基本としています。
特に看板商品である「だし」シリーズをはじめ、多くの商品でこのこだわりが貫かれており、子どもから大人まで、家族みんなで楽しめる安全・安心な食を提案しています。
生産者とのつながりと地域活性への取り組み
久世福商店のビジネスモデルは、全国各地の小規模ながらも優れた技術を持つ生産者との強いつながりによって支えられています。
大手メーカーにはできない、小回りの利く商品開発や、地域に根差したユニークな産品の発掘は、こうした生産者との二人三脚があってこそ実現します。
この取り組みは、優れた商品が全国に流通する機会を生み出すだけでなく、地方の生産者の事業を支え、地域の雇用や経済を活性化させる一助ともなっています。
久世福商店とサンクゼールの違い
久世福商店を語る上で欠かせないのが、姉妹ブランド「サンクゼール」の存在です。
ここでは、似ているようで全く違う二つのブランドの違いを、様々な角度から比較してみましょう。
ブランドとしての位置づけの違い
久世福商店とサンクゼールは、同じ会社が運営する姉妹ブランドですが、その位置づけは明確に異なります。
- 久世福商店: 日本の伝統的な食文化に焦点を当てた「和」のグルメストア。
- サンクゼール: ヨーロッパの豊かな田舎暮らしをテーマにした「洋」のライフスタイルストア。
このように、久世福商店が「和」を、サンクゼールが「洋」を担当することで、顧客の多様なニーズに応えるポートフォリオを組んでいます。
商品ラインナップの違い(和風 vs 洋風)
ブランドコンセプトの違いは、取り扱う商品のラインナップに明確に表れています。
久世福商店の主な商品
- 風味豊かな万能だし、醤油、味噌などの調味料
- ごはんのお供(なめ茸、おかず味噌など)
- 漬物、干物
- せんべい、かりんとうなどの和菓子
- 地酒、地ビール
サンクゼールの主な商品
- フルーツジャム、スプレッド
- パスタソース、ドレッシング
- 自社ワイナリーで醸造したワイン
- クッキー、スコーンなどの洋菓子
- テーブルウェア
店舗の雰囲気と展開の違い
コンセプトの違いは、店舗の雰囲気にも表れています。
- 久世福商店: 贈答品としての需要も高く、店舗は和モダンで落ち着いた雰囲気です。
- サンクゼール: 日常使いからカジュアルなギフトまで幅広く対応し、店舗は南仏プロヴァンスのような明るく開放的な雰囲気です。
このように、それぞれのブランドイメージに合わせた店舗づくりがされています。
久世福商店の人気商品
ブランドの魅力がわかったところで、次は「何を買えばいいの?」という疑問にお答えします。初めての方にも、リピーターの方にもおすすめしたい、久世福商店の絶対に外さない人気商品をピックアップしました。
定番人気:風味豊かなだしシリーズ
久世福商店を代表する商品といえば、何といっても「風味豊かな万能だし」をはじめとするだしシリーズです。
焼津産のかつお節や北海道産の昆布など、厳選した国産素材を使い、家庭で手軽に本格的なだしの旨みを味わえると評判です。
万能だしのほか、野菜だし、昆布だし、鶏だしなど、用途に合わせて選べる豊富なラインナップも魅力です。
メディアでも話題の「万能だし」
特に「風味豊かな万能だし」は、テレビや雑誌などのメディアで繰り返し紹介される大ヒット商品です。
人気の秘密は、その名の通り「万能」であること。
お味噌汁やお吸い物はもちろん、煮物や炊き込みご飯、さらにはパックを破って中身をチャーハンや和風パスタの調味料として使うこともでき、これ一つで料理の味が決まると多くのファンに支持されています。
ギフトにおすすめのセット商品
久世福商店の商品は、品質の高さとこだわりのパッケージデザインから、大切な人へのギフトとしても大変人気があります。
特に、看板商品の「万能だし」と、人気のごはんのお供を詰め合わせたギフトセットは定番中の定番。
「毎日使うものだから嬉しい」「自分ではなかなか買わない上質なもの」と、贈られた相手に喜ばれること間違いなしの鉄板ギフトです。
季節限定・地域限定の人気アイテム
定番商品に加え、旬の食材を使った季節限定商品や、一部の店舗でしか手に入らない地域限定アイテムが登場するのも久世福商店の楽しみの一つです。
例えば、春には桜を使ったスイーツ、秋には栗やきのこのごはんの素などが登場し、訪れるたびに新しい発見があります。
こうした限定品は、見つけたらぜひ手に入れたい特別なアイテムです。
どこで買える?久世福商店の店舗情報と通販ガイド
最後に、魅力的な久世福商店の商品を実際にどこで手に入れられるのか、具体的な購入方法をご案内します。
実店舗からオンラインまで、ご自身のライフスタイルに合った方法を見つけてください。
久世福商店の実店舗一覧と主要な出店場所
久世福商店の店舗は、北は北海道から南は沖縄まで、全国の主要なショッピングモール、百貨店、駅ビル、アウトレットモールなどに出店しています。
具体的な店舗の場所や営業時間については、公式サイトの店舗検索ページで確認するのが最も確実です。
お近くの店舗を探して、ぜひ一度お店の雰囲気を味わってみてください。
オンラインショップでの購入方法
近くに店舗がない方や、忙しくて買い物に行く時間がない方のために、公式のオンラインショップも充実しています。
PCやスマートフォンから24時間いつでも注文が可能。
オンライン限定の商品やギフトセットが販売されることもあります。会員登録をすれば、購入金額に応じてポイントが貯まるなどの特典も受けられます。
楽天・Amazon・Yahoo!での取扱状況
久世福商店は、楽天市場に公式のオンラインショップを出店しています。
楽天ポイントを貯めたり使ったりしたい方には、楽天市場店の利用が便利です。
公式通販とECモールの違いとメリット
公式オンラインショップと楽天市場店、どちらを利用するかは、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。
普段から楽天を利用している人にとっては買い物がスムーズ
公式オンラインショップのメリット
品揃えが最も豊富
新商品や限定品が最も早く手に入る
公式サイトならではの安心感
楽天市場店のメリット
楽天ポイントが貯まる、使える
楽天のセールやキャンペーン(お買い物マラソンなど)の対象になる
まとめ:すべての始まりは、長野の丘の上から
久世福商店の物語の原点は、運営会社サンクゼールの本社がある長野県の、のどかな飯綱町にあります。
りんご畑が広がり、美しい山々に見守られるその土地で育まれた「丁寧なものづくり」の精神が、今、日本全国の生産者とつながり、私たちの食卓へ”うまいもの”として届けられているのです。
久世福商店の商品を一つ手に取ることは、そんな日本の豊かな食文化に触れる小さな旅のようなもの。
まずは「万能だし」やごはんのお供から、その世界を覗いてみてはいかがでしょうか。
そして機会があれば、ワイナリーやレストランが併設された長野の本店「サンクゼールの丘」へ。
その世界観の原点を訪ねてみるのも、きっと素敵な体験になるはずです。